背面カウンティング

互いに同じルートを通る時の歩数差を、高速でカウントする技術
持ち時間が少ない時に非常に有効。

考え方

下記の試合を見て、歩数差(有利マス数)をすぐに答えられるだろうか
※次は白手番、白は上部がゴール

棋譜コード:iT5QE1V9h1VGiqz4SoIQ
ちなみに正解は「白が3手分有利」となる

これは「相手のゴールマス」からの「自分のいるマス」までの距離を比較すれば容易に計算できる。
何故なら、同じルートを通るのであれば「相手のゴール地点=自分のスタート地点」と考える事ができ
そこから「どれくらい進んでいるのか」を比較すれば、進捗状況が判明する為である。

背面のマス数を数えることから「背面カウンティング」と呼んでいる。

背面カウンティング.png
上記は背面カウンティングを図示したもの

図を見てもらえば分かるように、白は4マス、黒は2マス進んでいる。
つまり4-2で白が2手分有利と言える。
更に次が白手番の為、1手分加えると、結果「白が3手分有利」となる。

注意

  • 同じルートを通らない場合は使えない
  • 1手有利の場合相手のジャンプにより敗北する可能性を考慮する

応用

以下は応用例(全て次が白手番)

棋譜コード:iM1ELLvib3MZJQza+4Hw
上記は白が1マス、黒が-3マス進んでいると考えられ、更に白手番の為
白は 1-(-3)+1= 5手分有利となる
棋譜コード:ijxSF6rLh/VFNWjYwStcEIQ
上記は白が2マス進んでいる
黒は2マス進んだあと、2マス余計に戻ったと考えることが出来る
更に白手番である
白は 2-(2-2)+1= 3手分有利となる

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