基本的な考え方

*慣れてきたら序~中盤については戦略も参照すると良い

序盤の基本的な考え方

後ろに置く

前方に板を置いた場合自分の邪魔になる場合が多い。

棋譜コード:QSvGBAQEBAQEBGQ

ある程度進んでから自分の後ろに置いた方が良い

棋譜コード:QPBAQJQGBAQEA

コの字で囲む

同じ空間にいる場合、出口が自分のゴールに近い方が有利になる。
その為「コ」の字のように囲み上に伸ばすことで一方的に有利な状況を作り出せる。
(=中央の壁に囲まれた部分から一緒に外へ出る場合、自分から見て上から出る方が有利)

棋譜コード:oMQklEZdptGsopIHw

板を使い過ぎない

序盤に板を使い過ぎた場合、終盤の相手の攻撃を防げない&こちらの攻撃が出来なくなる為、非常に危険。

以下序盤に使い過ぎた為に遠回りさせられる例(板が1枚でもあれば、34ターン目にVd5と置いて遠回りを防げる)
棋譜コード:RABASMSKSOLWKfbRbhCqDzC8ICCkICpiYmDvC3RkRmbdRkRkZARkBAQ

中盤の基本的な考え方

遠回りを防ぐ

道を閉じる事で遠回りを防ぐ事が非常に大切。

別のルートを塞ぐ事で遠回りを防ぐ例1

左上ゴールへの道ををあえて自分から防ぐ事で、相手は手前のゴールを防げなくなる
棋譜コード:4hpT1FoIibfau3bn386rsILwB+g

別のルートを塞ぐ事で遠回りを防ぐ例2

以下は黒手番が終わった所。白が板を適切に置かなければ遠回りさせられる。
棋譜コード:j7Ek1SaeOWqwZOUDw

次に黒が左端に板を置くことで遠回りをさせられる。

一見すると黒手番の板を防げなさそうだが、実は白手番で先に右端を板で塞ぐことで
黒手番は左端に置けなくなる(白がゴール出来なくなる為)

棋譜コード:j7E01ZyaeOWqwZGcEA

後ろを塞ぐ事で遠回りを防ぐ例

以下、お互い後ろを塞ぐことで遠回りは防げるが、先に前を閉ざされると非常に遠回りになる例
棋譜コード:ma41HYjZbmOSmtiUILdvYKw

シラー氏の定石

明確に遠回りを直接予防するわけでは無いが、以下シラー氏の定石のように
背面に縦に置いておくことで、遠回りの可能性を格段に減らせる(ちなみに相手には2択を残せる)

棋譜コード:j7Ek1SEUOqy4FQDg

閉所ではゴール近くに出口を作る

相手と同じ閉所空間にいる場合、積極的に出口をゴール近くに作るべきである。
閉所から同時に出る場合、出口がゴールに近い方が当然有利となる

出口イーブンの例
棋譜コード:j7ElHiVbKawq7eYDw
出口有利の例
棋譜コード:j7ElLjVblLTYq/G4EA

偶数奇数

奇数は閉じにくい、偶数は閉じやすい。
その為、自分のゴールは奇数側を目指すことになり易い事を念頭置いておく必要がある。

以下の例では白手番プレーヤーが背面を閉じる際、左は2手で閉じられるが右は3手必要となる。
棋譜コード:j7EVAGsOsCQ

終盤の基本的な考え方

ウィニングロードを作る

ゴールまで邪魔されない道(ウィニングロード)を予め自分で確定させる事は非常に重要
(ただし板を相手の遠回りに使用した方が歩数的に有利になる事もあるので、後述の遠回りをさせる方法と合わせて臨機応変な対応が必要)

以下の例では、白手番は先に板を置いてゴールへの道を確定させておかなければ
相手の板を目前に置かれて遠回りさせられ負けてしまう
棋譜コード:1JVijElH5jde9QimvZUIJL9INQCCt
棋譜コード:1JVijElH5jde9QimvZUIJL9INQJ7SAgIEA

遠回りをさせる

終盤で僅差の勝負になる事は多々あるので、前述のウィニングロードを作る方法に加え
相手を遠回りさせる事も考慮にいれなければならない。

単純妨害の例

板を使って道を伸ばす。単純だが確実に効果がある。

以下このままでは白が負けてしまうが、板を置いた為勝利となる例
棋譜コード:25VjDkElLzPy5Smu3BCloZoTQHg0IgIA

二択妨害の例

前述の単純妨害でも効果があるが、相手の板の枚数が少ない場合、二択分岐を作る方が良い。

以下単純妨害は負けてしまう例
棋譜コード:1RM1Fmkbeu8dyCamvDU5KuoKwOiCiiYowgIEZA
二択を作った為逆転する例
棋譜コード:1RM1Fmkbeu8dyCamvDU5KuoKwRyUgAYAIEZIIgIA

相手に板が残っている場合、二択を消される可能性は勿論高くなるが、それでも板を消費させる事が出来る。

前述の 板を使いすぎない でも書いた通り、終盤での板の枚数は非常に重要となる。

二択妨害は単純妨害に比べ、作成の条件を考えるのが難しくなるが
上手く決まると絶大な効果を発揮する為、常に頭の片隅には入れておきたい。