#author("2018-11-03T16:10:54+09:00","default:testusr","testusr")
#author("2018-11-03T16:16:28+09:00","default:testusr","testusr")
*背面カウンティング [#p5144538]
''互いに同じルートを通る時''の歩数差を、高速でカウントする技術~
持ち時間が少ない時に非常に有効。

#contents

**考え方 [#lda0c06a]
下記の試合を見て、歩数差(有利マス数)をすぐに答えられるだろうか~
※次は白手番、白は上部がゴール
#quodiv("iT5QE1V9h1VGiqz4SoIQ")
 ちなみに正解は「白が3手分有利」となる

これは「相手のゴールマス」からの「自分のいるマス」までの距離を比較すれば容易に計算できる。~
何故なら、同じルートを通るのであれば「相手のゴール地点=自分のスタート地点」と考える事ができ~
そこから「どれくらい進んでいるのか」を比較すれば、進捗状況が判明する為である。

背面のマス数を数えることから「背面カウンティング」と呼んでいる。

#ref(背面カウンティング.png)
 上記は背面カウンティングを図示したもの

図を見てもらえば分かるように、白は4マス、黒は2マス進んでいる。~
つまり4-2で白が2手分有利と言える。~
更に次が白手番の為、1手分加えると、結果「白が3手分有利」となる。


**注意 [#l2bcead1]
-''同じルートを通らない場合''は使えない
-''1手有利の場合''、''相手のジャンプにより敗北する''可能性を考慮する


**応用 [#m51fa4af]
以下は応用例(全て次が白手番)
#quodiv(iM1ELLvib3MZJQza+4Hw)
 上記は白が1マス、黒が-3マス進んでいると考えられ、更に白手番の為
 白は 1-(-3)+1= 5手分有利となる

#quodiv(ijxSF6rLh/VFNWjYwStcEIQ)
 上記は白が2マス進んでいる
 黒は2マス進んだあと、2マス余計に戻ったと考えることが出来る
 更に白手番である
 白は 2-(2-2)+1= 3手分有利となる